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大の旅行好きなのですが、まだ当分海外旅行には行けそうにない。ということで、せめて旅気分だけでも味わうため飛行機を見に羽田空港へ行ってきました。
普段より利用客が少なく閑散とした空港ロビーは少しさみしくはあるものの、めったに見ることができない貴重な光景。また、羽田空港限定の日本各地のお土産などをゆっくり選べるのも今だけです。
いつもと様子の違う羽田空港を楽しんでから、お目当ての飛行機を眺めるため第2ターミナルの展望デッキへ。
羽田空港の展望デッキはカフェやレストランが併設されているので、ゆったり食事をしながら大空へ飛び立つ飛行機を眺めることもできる穴場スポットなんです。
コーヒーを飲みながら、東京湾をバックに滑走路を走って離陸していく飛行機をぼんやり眺めていたら、不思議な現象に気づきました。
徐々にスピードを上げて飛び立つ飛行機の中に、たまに離陸直前で急激にスピードを落とし滑走路を旋回する飛行機がいくつもあるのです。
まさかエンジントラブルや滑走路の障害物がこんなに多発するわけないし…と調べてみたら、こんな理由が。
離着陸時の滑走路の向きを決める大原則は、進行方向に対して向かい風であること。向かい風だと、離陸は対気速度が増えて揚力を得るのに有利で、着陸では空気抵抗によって停止距離が短くなるからなんです。ただし、場合によっては一定の風速以下の安全な場合にのみ追い風での離着陸をすることもあるんだそう。
急に風向きが変わったら飛行機の向きも変更することがあるというわけなんですね。
奥が深ーい航空力学ですが、簡単なことでも少し知っておくと飛行機に乗った際の楽しみや不安解消につながります!