日国友の会



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かいがらむし【貝殻虫】

読者カード 用例 2018年03月07日 公開

2016年08月05日 古書人さん投稿

用例:偖て其規則中には「介殻蟲カヒガラムシ被害樹木(桑樹、櫻桃)」とあるを以てみれば、全く郡衙より紹介されし桑虱なる名称は該介殻蟲の方言を記載されしものなるべし、
『昆蟲世界(第5巻第41号)』 1901年1月15日 蟲廼家山人
語釈:〔名〕カメムシ(半翅)目カイガラムシ上科に属する昆虫の総称。体長二〜九ミリメートル。カキ、ナシ、リンゴなど植物体に群居し、液汁を吸う。雌雄によって形態が異なり、雌は羽はなく、終生植物に寄生し分泌物の殻におおわれるが、雄は殻を破り一対の羽をもった成虫になる。ルビーロウムシ、ヤノネカイガラムシなど害虫となるものが多いが、イボタロウムシ、エンジカイガラムシなど分泌物や体成分が利用される種もある。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、島尾敏雄『夢の中での日常』(1948)からの例が添えられていますが、さらに、47年さかのぼることになります。

著書・作品名:昆蟲世界(第5巻第41号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1901年1月15日

著者・作者:蟲廼家山人

掲載ページなど:33ページ

発行元:名和昆虫研究所