ういてんぺん【有為転変】
読者カード 用例 2018年03月14日 公開
用例: | 竈の下に投込まれぬれば、實に有為転変(ういてんぺん)の世の中、 |
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『文藝倶楽部(第二巻第一編)』 1896年1月10日 櫻桃生 | |
語釈: | 〔名〕(古くは「ういてんべん」)「ういむじょう(有為無常)」に同じ。 |
コメント:確例です
編集部:第2版では、『太平記』の例が早いのですが、以降、近世までの確例はすべて「ういてんべん」と濁音になっていますね。この用例は、半濁音の例として貴重です。それから、「有為転変の世の中」という言い方もコロケーションとして結びつきが強いのが分かります。
著書・作品名:文藝倶楽部(第二巻第一編)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1896年1月10日
著者・作者:櫻桃生
掲載ページなど:177ページ
発行元:博文館