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ういてんぺん【有為転変】

読者カード 用例 2018年03月14日 公開

2016年09月22日 古書人さん投稿

用例:竈の下に投込まれぬれば、實に有為転変(ういてんぺん)の世の中、
『文藝倶楽部(第二巻第一編)』 1896年1月10日 櫻桃生
語釈:〔名〕(古くは「ういてんべん」)「ういむじょう(有為無常)」に同じ。

コメント:確例です

編集部:第2版では、『太平記』の例が早いのですが、以降、近世までの確例はすべて「ういてんべん」と濁音になっていますね。この用例は、半濁音の例として貴重です。それから、「有為転変の世の中」という言い方もコロケーションとして結びつきが強いのが分かります。

著書・作品名:文藝倶楽部(第二巻第一編)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月10日

著者・作者:櫻桃生

掲載ページなど:177ページ

発行元:博文館