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いちえんぎんか【一円銀貨】

読者カード 用例 2018年03月20日 公開

2016年09月25日 古書人さん投稿

用例:偶機械の損傷を来し遂に一圓銀貨の鋳造を停められ本位ハ金の一に皈したり
『東京商況(「中外物価新報」より)』 1878年5月29日
語釈:〔名〕額面一円の銀貨。明治四年(一八七一)五月公布の新貨条例によって制定。当初貿易専用として発行され、正式の名称は「貿易一円銀」と付けられたが、明治一一年五月本位貨幣となり、国内でも通用した。形式の上では、明治七年三月および同八年二月と二回図案や量目などの改正が行なわれた。同八年改正のものには「貿易銀」という名称が鋳貨面に出された。明治三〇年貨幣法公布、金本位制度確立によって、翌三一年四月一日限り、国内での通用が禁止されたが、国外では円形銀塊(えんぎょうぎんかい)という新名称のもとに流通した。

コメント:遡ります

編集部:2009年1月19日付けで、『太陽臨時増刊 海の日本』(第8巻第8号、1902)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、24年さかのぼることになります。

著書・作品名:東京商況(「中外物価新報」より)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1878年5月29日

著者・作者:

掲載ページなど:1ページ

発行元:中外物価新報