なる【成・為・生】
読者カード 用例 2017年03月15日 公開
用例: | こもりくの 泊瀬小国に よばひせす 我がすめろきよ 奥床に 母は寝ねたり 外床に 父は寝ねたり起き立たば 母知りぬべし 出でて行かば 父知りぬべし ぬばたまの 夜は明けゆきぬ ここだくも 思ふごとならぬ 隠り妻かも |
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『万葉集 下巻(角川文庫)』 1988年 伊藤博校注 | |
語釈: | 〔自ラ五(四)〕〔三〕(成)行為の結果が現われる。(2)望んでいたことが実現する。思いがかなう。 |
コメント:さかのぼる用例だと思います。
編集部:「ここだくも 思ふごとならぬ」の原文は「幾許雲 不念如」とあり、確例(万葉仮名による読み)とは言いかねるので日国の用例としては取りあえず保留ですね。
著書・作品名:万葉集 下巻(角川文庫)
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1988年
著者・作者:伊藤博校注
掲載ページなど:133ページ
発行元:角川書店