せにする【背にする】
読者カード 用例 2017年03月15日 公開
用例: | この庵のあたり幾ほど遠からず、峠といふ所にいたりて、大きなる卒塔婆の年へにけると見ゆるに、歌どもあまた書きつけたる中に、「東路はここをせにせん宇津の山あはれも深し蔦の下道」とよめる、心とまりておぼゆれば、そのかたはらに書きつけし。<br />我もまたここをせにせん宇津の山わけて色あるつたのしたつゆ |
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『東関紀行』 1242頃年 | |
語釈: | ある物を背後に置く。 |
コメント:さかのぼります。
編集部:第2版では、近世の随筆『守貞漫稿』からの例が早いのですが、だいぶさかのぼることになりますね。
著書・作品名:東関紀行
媒体形式:その他
刊行年(月日):1242頃年
著者・作者:
掲載ページなど:
発行元:バージニア大学HP