にぶる【鈍】
読者カード 用例 2017年03月15日 公開
用例: | 高原は一面に深い霧にとざされたように模糊としている。そして太陽が、まるで焼いた銅のような怪しい赤黒色に鈍って見える。 |
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『六月』 1913年 相馬泰三 | |
語釈: | 〔自ラ五(四)〕③ぼんやりする。どんよりとする。また、空が曇る。 |
コメント:さかのぼる用例だと思います。
編集部:第2版では、矢田津世子『神楽坂』(1935)からの例が添えられていますが、さらに、22年さかのぼることになります。
著書・作品名:六月
媒体形式:その他
刊行年(月日):1913年
著者・作者:相馬泰三
掲載ページなど:
発行元:青空文庫