日国友の会



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あかゆ【赤湯】

読者カード 用例 2018年11月07日 公開

2017年03月14日 古書人さん投稿

用例:小岩沢から赤湯ヘ壱里二十二丁
『奥羽道記』 1691年 丸山可澄
語釈:山形県 南陽市にある地名。赤井とも称した。置賜(おきたま)地方,米沢盆地の北部,吉野川の沿岸に位置する。地名の由来は諸説があり,アイヌ語の「アツカユ」熱泉の意からきたという説,古くは赤井と称したが,赭色の水が湧出したことによるという説(赤湯開原記),往古泉の水が暗丹赫を帯び,その下流の茅・葦が赤衣を覆ったようになったことから赤井と称したという説がある(米沢市史)。天正初年,米屋与惣右衛門なるものが二色根(にいろね)村薬師如来のお告げにより湯を開いたという伝説を持つ温泉があり,湯元の石室に「天正二米屋与惣右衛門」と刻まれていたという(米沢事蹟考)。東正寺東に永仁2年の年紀を有する磨崖碑(県文化財)がある。〈以下略〉〔『新版角川日本地名大辞典』@JapanKnowledge〕

コメント:温泉ではなく地名です

編集部:第2版では、立項されませんでした。

著書・作品名:奥羽道記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1691年

著者・作者:丸山可澄

掲載ページなど:127ページ

発行元:古典文庫