日国友の会



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ほたで【穂蓼】

読者カード 用例 2017年05月19日 公開

2017年05月12日 monoさん投稿

用例:わが宿の穂蓼(ほたで)古幹(ふるから)採(つ)み生(おほ)し實になるまで君をし待たむ<br />(巻十一、二七五九)
『新訂 新訓万葉集 下巻(岩波文庫)』 1955年 佐佐木信綱編
語釈:〔名〕タデの花穂。穂は赤く、頂きに白い花をつける。《季・秋》

コメント:さかのぼる用例だと思います。<br />以下の異同歌もあります。<br />我がやどのほたでふるともとりうゑしみちなるまでに君をしまたん(4・古今和歌六帖、第六、たで、3868)~『新編国歌大観2』246ページ

編集部:第2版では、同例は「ほたでふるから(穂蓼古幹)」の例として採用されていますね。「ほたで(穂蓼)」単独では、『新撰六帖』(1244頃)からの例が早いのですが、コメントでご紹介いただいている『古今六帖』(976-987)のほうが早いということになります。

著書・作品名:新訂 新訓万葉集 下巻(岩波文庫)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1955年

著者・作者:佐佐木信綱編

掲載ページなど:36ページ

発行元:岩波書店