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たいわん【台湾】

読者カード 用例 2019年07月07日 公開

2017年11月01日 古書人さん投稿

用例:大寃(タイワン) 或台湾、又二名アリ、東寧 塔伽沙谷〈巻三〉
『増補華夷通商考』 1708年 西川求林齋
語釈:中国の南東方にある紡錘形の島。本島のほかに澎湖島などの付属島を含み、台湾海峡を隔てて中国の福建省・広東省に対する。島のやや東寄りに高峻な台湾山脈が南北に縦走し、西側に平野がひらける。ほぼ中央を北回帰線が通り、亜熱帯モンスーン気候を示す。先住民はマライ・インドネシア系とされる高山族であるが、人口の大部分は華南から移住した漢民族が占める。明末・清初から中国領。日清戦争後の一八九五年から日本領。一九四五年中国に返還され、省制がしかれたが、四九年中国国民党政府がここに移った。面積三万五九八一平方キロメートル。

コメント:遡ります

編集部:2008年4月13日付けで、『拾遺都名所図会』(1787)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、79年さかのぼることになります。

著書・作品名:増補華夷通商考

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1708年

著者・作者:西川求林齋

掲載ページなど:323ページ 巻三(「日本経済大典」(復刻版第4巻)より)

発行元:薗田総合企画