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たんさんえん【炭酸塩】

読者カード 用例 2019年08月24日 公開

2017年12月19日 古書人さん投稿

用例:此化合物ハ造塩素酸類ノ遊離金属、其酸化物、水化物及ヒ炭酸塩ニ作用スルモ亦化生スルモノナリ
『無機化学 後編』 1888年5月15日 丹波敬三
語釈:〔名〕炭酸の水素原子が金属で置換されて生じる塩。一般式MI2CO3 酸性塩のMIHCO3 (炭酸水素塩)、塩基性塩 MI2CO3nMI(OH) などが知られている。一般に無色の結晶。陽イオンを含むものは着色している。固体を加熱すると二酸化炭素を生じて酸化物となる。水溶液は加水分解のためにアルカリ性を示す。

コメント:遡ります

編集部:2008年7月2日付けで、鳥居烋夫『中等教育 有機化学』(1891)の例をご紹介いただいていますが、さらに、3年さかのぼることになります。

著書・作品名:無機化学 後編

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1888年5月15日

著者・作者:丹波敬三

掲載ページなど:12ページ

発行元:島村利助