ジャーナリスティック
読者カード 用例 2018年02月23日 公開
用例: | 私が大下のためにS社との間に交渉しているいろいろの事が、余りに所謂ジャアナリスティックに過ぎると云ったような恥しさが心の中にあったために、 |
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『針』 1920年 広津和郎 | |
語釈: | 〔形動〕(英 journalistic)《ジャーナリスチック》(2)ジャーナリズムにとりあげられて、世間の興味と関心を呼ぶさま。また、時流に迎合するさま。 |
コメント:さかのぼります。あとがきの522頁に「解放」大正9年1月号に発表、『朝の影』に収録、定本は『朝の影』とあります。(大正9年=1920)
編集部:第2版では、豊田三郎『弔花』(1935)からの例が早いのですが、さらに、15年さかのぼることになります。
著書・作品名:針
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1920年
著者・作者:広津和郎
掲載ページなど:387ページ〔『広津和郎全集 第一巻』、1973〕
発行元:中央公論社