日国友の会



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ストーリーテラー

読者カード 用例 2018年03月01日 公開

2018年02月02日 ねじり草さん投稿

用例:彼の観察の細かさは、彼が後に文壇に打って出ると、ストリー・テラーとしてのユニイクな位置を瞬く間に獲得してしまったのも無理ではないという事を思わせる程、その時分から私の舌を巻かせていた。
『或エンゼルの死』 1934年 広津和郎
語釈:〔名〕(英 storyteller)筋立てのおもしろさで読者をひきつける小説を書く作家。

コメント:さかのぼります。あとがきの461頁に「中央公論」昭和9年1月号に発表とあります。(昭和9年=1934)

編集部:第2版では、十返肇『現代文学における意図の問題』(1957)からの例が早いのですが、さらに、23年さかのぼることになります。

著書・作品名:或エンゼルの死

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1934年

著者・作者:広津和郎

掲載ページなど:322ページ〔『広津和郎全集 第二巻』、1974〕

発行元:中央公論社