さあお【―青】
読者カード 項目 2018年02月18日 公開
用例: | 蒼青(さあを)なる月の光は その上に夜は愁へむ、 (廃園遺珠、幻想) |
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『廃園遺珠』 1908年 三木露風 | |
語釈: | 〔名〕(「さ」は接頭語。)青いこと。さお。 |
コメント:当該詩末に(文庫、36巻4号、明治41・2・15)とあったので、初出にあたれば最古の用例かと思います。また、原口統三に「とおく水平線の波間にさ青の太陽は溶けこむ。」という用例がありました(青空文庫「初期詩篇」より)。
編集部:第2版では、立項されませんでした。
著書・作品名:廃園遺珠
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1908年
著者・作者:三木露風
掲載ページなど:574ページ〔『三木露風全集 第3巻』、1974〕
発行元:三木露風全集刊行会