シュンツ【順子】
読者カード 用例 2018年03月20日 公開
用例: | すると丁度工合よく四万が這入って来て二三万とその四万とが順子(ジュンツ)となり、彼は北風と六万との両碰の待ちになった。 |
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『薄暮の都会』 1929年 広津和郎 | |
語釈: | 〔名〕(中国語から)マージャンで、同一種の数牌が数の順位のとおりに三枚つながったもの。たとえば、二万・三万・四万のような組合わせ。 |
コメント:さかのぼります。あとがきの506頁に『主婦之友』昭和3年1月号から翌4年4月号まで連載とあります。(昭和3年=1928)
編集部:2009年1月15日付けで、末広鉄男さんに、『日本家庭大百科事彙第三巻』(1930)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、1年さかのぼることなります。異形として「ジュンツ」を入れた方がいいですね。
著書・作品名:薄暮の都会
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1929年
著者・作者:広津和郎
掲載ページなど:323ページ〔『広津和郎全集 第四巻』、1973〕
発行元:中央公論社