日国友の会



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アイゴー

読者カード 用例 2018年05月05日 公開

2018年03月10日 ねじり草さん投稿

用例:アイゴウ、おまえも歌がうたいたいんだね、おっ母のうたう歌をおまえがうたいたいんだね
『万徳幽霊奇譚』 1977年 金石範
語釈:〔感動〕(朝鮮語から)感情を瞬間的に表現するときに用いられる。悲しいとき,うれしいとき,腹立たしいとき,あきれたとき,人に久しぶりにあったとき,力のいるとき等,その表現範囲はきわめてひろい。アイグ,オイク,エーグ,女ことばとしてアイグモニのように,音と形を変えながら,そのときどきの感動,感嘆のニュアンスや程度,男女語のちがいなどを,微妙かつ豊かに表現しわけることができる。なお,葬式で泣きさけぶことを指す名詞の〈哀号〉は,まったく別種の言葉であり,〈哀号〉の朝鮮音はエーホæhoである。 〈平凡社 「世界大百科事典」 第2版より〉

コメント:2018年2月14日に投稿しましたが感動詞としての用例の追加として参考までに。437頁に(昭和45年12月)とあります。昭和45年=1970

編集部:2018年2月14日付けで、金達寿『八・一五以後』(1947)からの例をご紹介いただいています。

著書・作品名:万徳幽霊奇譚

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1977年

著者・作者:金石範

掲載ページなど:367ページ〔『筑摩現代文学大系95 丸山健二 阿部昭 清岡卓行 金石範集』、1977〕

発行元:筑摩書房