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いんとくぶっし【隠匿物資】

読者カード 用例 2018年05月09日 公開

2018年03月13日 ねじり草さん投稿

用例:明治時代、大正時代の辞典にはない新語が、ここ十年間ほどの世上に流行した。今思い出のまま、それをザット挙げてみる。<略>婦人参政権 隠匿物資 追放令〈昭和時代に流行した新しい言葉〉
『アメリカ様』 1946年 宮武外骨
語釈:〔名〕不正に隠してある物資。特に、太平洋戦争中に陸海軍が買い上げ、戦後に一部の軍人や軍需会社が不正に隠して利益をあげた、食糧、繊維、鉄鋼、ガソリンなどをいった。

コメント:さかのぼります。最終頁に『アメリカ様』昭和21年5月発行とあります。(昭和21年=1946)

編集部:2003年8月20日付けで、末広鉄男さんに、藤倉修一『マイク余談』(1948)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、2年さかのぼることになります。

著書・作品名:アメリカ様

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1946年

著者・作者:宮武外骨

掲載ページなど:237ページ〔宮武外骨『面白半分』、1996〕

発行元:河出書房新社