日国友の会



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シャーマニズム

読者カード 用例 2018年05月11日 公開

2018年03月14日 ねじり草さん投稿

用例:小生は満蒙より北西伯利亜に分布せる薩満教(シヤマニズム)の事を書いた本を此頃少しくよみをり候
『定本 柳田國男集 別巻第四「書簡」』 1919年 柳田國男
語釈:〔名〕(英 shamanism)《シャマニズム》シベリア北部の原住諸民族が創始し、極東地方に伝わったとされる原始宗教の一つ。シャーマンと呼ばれる巫女、あるいは巫者が、厳格な修行によって神や精霊と直接交わる能力を得、一種の没我の境地のなかに悪霊や病魔を追い払い、吉凶の判断、予言などを行なうもの。日本の原始宗教もその流れを汲むともいわれる。シャーマン教。

コメント:2018年2月4日に桑原武夫さんの1937年の用例を投稿しましたが、さかのぼる用例がありました。大正8年8月15日 胡桃澤勘内宛書簡(大正8年=1919)

編集部:2018年2月4日付けで、桑原武夫『「遠野物語」から』 (1937)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、18年さかのぼることになります。

著書・作品名:定本 柳田國男集 別巻第四「書簡」

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1919年

著者・作者:柳田國男

掲載ページなど:516ページ

発行元:筑摩書房