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ゆうめいぜい【有名税】

読者カード 用例 2018年05月14日 公開

2018年03月15日 ねじり草さん投稿

用例:私は、さうした社会的名分のために、いくらか金を出すものは、私のやうに多少名を知られてゐる者の義務だと思つてゐた。私はそれを有名税だと思つてゐた。
『或日来た人達』 1923年 菊池寛
語釈:〔名〕有名であるがゆえに払わなければならない代償を、税にたとえていう。

コメント:さかのぼります。解題687頁に「新小説」大正12年5月号に発表とあります。(大正12年=1923)

編集部:2008年7月20日付けで、末広鉄男さんに、源氏鶏太『三等重役』(1951)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、28年さかのぼることになります。

著書・作品名:或日来た人達

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1923年

著者・作者:菊池寛

掲載ページなど:305ページ〔『菊池寛全集 第三巻』、1994〕

発行元:文藝春秋