えんかりょうよう【煙霞療養】
読者カード 用例 2018年05月23日 公開
用例: | 私は太宰君に煙霞療養といふのを勧め、まだ栗拾ひには早かつたが坂を下つて塔の木といふ一軒家しかないところへ栗を採りに連れて行つた。 |
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『御坂峠にゐた頃のこと』 1955年 井伏鱒二 | |
語釈: | 〔名〕ごみごみした都会を離れて、新鮮な空気と美しい自然の中で療養すること。[補注]尾崎紅葉の作に「煙霞療養」と題する紀行文がある。 |
コメント:用例がなかったので。解題の584頁に1955年『太宰治全集第三巻月報3』(筑摩書房)に発表とあります。
編集部:第2版では、用例を添えることができませんでした。
著書・作品名:御坂峠にゐた頃のこと
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1955年
著者・作者:井伏鱒二
掲載ページなど:234ページ〔『井伏鱒二全集 第十八巻』、1998〕
発行元:筑摩書房