タップダンス
読者カード 用例 2018年05月26日 公開
用例: | 伊代は化粧が終るとタップダンスの真似をして皆を笑はせたりした。 |
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『帯広まで』 1935年 林芙美子 | |
語釈: | 〔名〕(英 tap dance)ショーダンスの形式の一つ。錫(すず)の金具をつけた靴の爪先と踵(かかと)で床をたたくようにしてリズミカルに踊る。アイルランドのジグやイギリスのクロックダンスが移民によってアメリカにもたらされ、黒人がアフリカから持ち込んだ舞踊と合体創始したものを、ビル=ロビンソン、フレッド=アステアなどの名手が発展させた。一九二〇〜三〇年代に流行。 |
コメント:文例としてさかのぼります。『林芙美子全集 第十六巻』文泉堂出版(1977)の297頁に1935年7月文芸春秋とあります。
編集部:第2版では、久生十蘭『魔都』(1937-38)からの例が早いのですが、さらに、3年さかのぼることになります。
著書・作品名:帯広まで
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1935年
著者・作者:林芙美子
掲載ページなど:98ページ〔『泣虫小僧・魚介』、1953〕
発行元:新潮社