フェニックス
読者カード 用例 2018年05月26日 公開
用例: | よしゑは玄関のフエニックスの植木鉢の蔭で、バスケットを抱いたまゝ泣き出してしまつたものだ。 |
---|---|
『葡萄の岸』 1935年 林芙美子 | |
語釈: | 〔名〕(2)(ラテン Phoenix)ヤシ科フェニックス属植物の総称。カナリーヤシ、ナツメヤシなど一四種ある。アジア・アフリカの熱帯・亜熱帯に広く分布する。幹には葉柄基が残り、葉は大形で羽状に全裂し、幹の先に集まってつく。 |
コメント:さかのぼります。『林芙美子全集 第十六巻』文泉堂出版(1977)の297頁に1935年10月日本評論とあります。
編集部:第2版では、武田泰淳『流人島にて』(1953)からの例が添えられていますが、さらに、18年さかのぼることになります。
著書・作品名:葡萄の岸
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1935年
著者・作者:林芙美子
掲載ページなど:211ページ〔林芙美子『泣虫小僧・魚介』、1953〕
発行元:新潮社