日国友の会



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ミドガルド

読者カード 項目 2019年12月01日 公開

2018年03月27日 古書人さん投稿

用例:此の世界はニフルハイムとムスベルハイムの中間にあるが故に、之をミッドガルド(Midgard)(中園)と名け、その周邊に高き墻を築きて、巨魔族の侵入に備へ、以て人間の住所たらしむべく定めたり。
『北欧神話(「希臘及北欧神話」より)』 1919年10月29日 訳者 杉谷虎蔵
語釈:(Miðgarðr)《ミッドガルド》北欧神話の人間の住む世界。北の氷雪の国ニフルヘイムと、南の灼熱(しゃくねつ)の国ムスペルスヘイムとの中間に位置し、『エッダ』の「巫女(みこ)の予言」によると、巨人ブルの子らが大地を持ち上げてつくったという。スノッリによると、大地は円形でその外側は深い海が取り巻き、海岸には巨人の住む土地がある。そして巨人の攻撃に備え、巨人イミルのまつげを使って大地の内部につくった砦(とりで)が、ミドガルドだという。ミドガルドの語義は「真ん中にある地帯」で、全ゲルマン人に共通した表現である。なお巨人からこれを守るトールは「ミドガルドの守護者」とよばれる。〔『ニッポニカ』@JapanKnowledge〕

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、立項されませんでした。

著書・作品名:北欧神話(「希臘及北欧神話」より)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1919年10月29日

著者・作者:訳者 杉谷虎蔵

掲載ページなど:409ページ

発行元:冨山房