日国友の会



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しゅくめい【宿命】

読者カード 用例 2019年10月19日 公開

2018年03月28日 古書人さん投稿

用例:されど彼等は一たび日光に触るれば、忽ち化して石となるべき宿命(シュクメイ)を有するが故に、
『希臘及北欧神話』 1919年10月29日 訳者 杉谷虎蔵
語釈:〔名〕(「めい」は「命」の慣用音)生まれる以前から定まっている運命。宿運。しゅくみょう。

コメント:確例です

編集部:第2版では、『哲学字彙』(1881)の例が早いのですが、確例はこれが初めてですね。「補注」に、「近代以前は仏語として「しゅくみょう」と読まれていたが、今日一般に用いられる「しゅくめい」とは意味にずれがあり、「しゅくめい」は明治開化期のいわゆる「新漢語」と思われる」とあります。

著書・作品名:希臘及北欧神話

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1919年10月29日

著者・作者:訳者 杉谷虎蔵

掲載ページなど:411ページ

発行元:冨山房