つうぞくしょうせつ【通俗小説】
読者カード 用例 2018年06月05日 公開
用例: | 後半を大急ぎで書いたので何んだか妙な通俗小説めいた情けなく貧弱なものになつて了つた。〈大正三年三月二十四日〉 |
---|---|
『志賀直哉宛里見弴書簡』 1914年 里見弴 | |
語釈: | 〔名〕芸術的価値に重きを置かないで、一般大衆の娯楽・慰安を目的とした小説。大正期以降、主として純文学に対して用いられた。 |
コメント:さかのぼります。志賀直哉宛里見弴書簡-大正3年(1914)3月24日。名前の「トン」は環境依存文字ですが大丈夫でしょうか?
編集部:第2版では、里見弴『桐畑』(1920)からの例が早いのですが、さらに、6年さかのぼることになります。
著書・作品名:志賀直哉宛里見弴書簡
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1914年
著者・作者:里見弴
掲載ページなど:128ページ〔『志賀直哉全集 別巻』、1974〕
発行元:岩波書店