日国友の会



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アジソンしびょう【—氏病】

読者カード 用例 2018年06月19日 公開

2018年04月06日 ねじり草さん投稿

用例:みんな、泥と煤がこびりついて、アジソン氏病みたいな顔になって、眼の周囲だけがどす赤い。〈(昭和二十年三月)十日(土)晴。〉
『戦中派不戦日記』 1945年 山田風太郎
語釈:「アジソンびょう(─病)」に同じ。

コメント:2009年5月11日に投稿があり用例の追加として。1945年3月10日の日記です。

編集部:2009年4月12日付けで、古書人さんに、飯高芳康訳『須氏内科学 第八冊』(1888)からの例をご紹介いただいています。ちなみに、「アジソン病」の語釈は「イギリスの医師トーマス=アジソンが発表した慢性の疾患で、副腎の結核、悪性腫瘍、梅毒、腰部の損傷などのために内分泌腺である副腎皮質の機能が著しく障害されて起こるもの。メラニン色素がふえて皮膚の色が黒くなるのが特徴」となっています。

著書・作品名:戦中派不戦日記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1945年

著者・作者:山田風太郎

掲載ページなど:83ページ〔山田風太郎『戦中派不戦日記』、1985〕

発行元:講談社