日国友の会



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おもいにたう【思いに堪う】

読者カード 用例 2018年04月20日 公開

2018年04月12日 monoさん投稿

用例: 法性寺入道関白家に恨恋といふ心を
つらしとて心のまゝに恨ても後は思ひにたへんものかは(巻第二百四十五・顕輔卿集)
『顕輔集』 1155頃年
語釈:苦痛、悲しみ、思慕などの物思いをこらえる。

コメント:さかのぼります。公任集・228にも、以下の用例がありました。
「つゆのみの-おもひにたえて(イ:おもひにたへて)-きえにせは-とふことのはも-きかすやあらまし」(日文研の和歌データベースより)

編集部:第2版では、『建礼門院右京大夫集』(13C前)からの例が早いのですが、50年以上はさかのぼりそうですね。

著書・作品名:顕輔集

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1155頃年

著者・作者:

掲載ページなど:524ページ〔塙保己一編『群書類従・第十四輯(訂正三版)』、1993〕

発行元:続群書類従完成会