日国友の会



現在「会員登録」「お問い合わせ」は休止しております。ご不便をおかけしますがご了承ください。(2024年3月28日)

あらあら【粗粗】

読者カード 用例 2018年05月26日 公開

2018年04月30日 ぽんちさん投稿

用例:利潤は資本にとって、商品生産にさいして要する費用すなわち「費用価格」を超過する部分として意識されます。マルクスの説明をあらあら辿っておきます。
『マルクス 資本論の哲学』 2018年1月 熊野純彦
語釈:〔副〕(1)詳細、丁寧にではなく物事を行なうさまを表わす語。おおよそ。ざっと。概略。

コメント:「ほぼほぼ」に近い新語かと思いきや、「あらあら」は古くから使われていたようですね。2版には近代以降の例がないので参考までに。

編集部:第2版では、訓点資料から「夢酔独言」まで、おもに口語系資料からの例が全時代に渡って示されていますね。

著書・作品名:マルクス 資本論の哲学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):2018年1月

著者・作者:熊野純彦

掲載ページなど:172ページ

発行元:岩波書店