あらあら【粗粗】
読者カード 用例 2018年05月26日 公開
用例: | 利潤は資本にとって、商品生産にさいして要する費用すなわち「費用価格」を超過する部分として意識されます。マルクスの説明をあらあら辿っておきます。 |
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『マルクス 資本論の哲学』 2018年1月 熊野純彦 | |
語釈: | 〔副〕(1)詳細、丁寧にではなく物事を行なうさまを表わす語。おおよそ。ざっと。概略。 |
コメント:「ほぼほぼ」に近い新語かと思いきや、「あらあら」は古くから使われていたようですね。2版には近代以降の例がないので参考までに。
編集部:第2版では、訓点資料から「夢酔独言」まで、おもに口語系資料からの例が全時代に渡って示されていますね。
著書・作品名:マルクス 資本論の哲学
媒体形式:単行本
刊行年(月日):2018年1月
著者・作者:熊野純彦
掲載ページなど:172ページ
発行元:岩波書店