おやしらずば【親不知歯】
読者カード 用例 2018年05月23日 公開
用例: | 之ニ反シテ彼ノ下顎ノ第三大[歯臼]歯発生ノ際ニハ頗ル困難ヲ生ズ之レ其第二大[歯臼]歯ト下顎骨枝ノ間ニ挟マレテ第三大[歯臼]歯ヲ容ルノ餘地不充分ナルヲ以テナリ |
---|---|
『歯科学 上編』 1890年9月 渡辺良斉著 平賀精次郎補 | |
語釈: | 〔名〕ヒトの三二本の歯のうち、最も遅く生える上下左右四本の歯。二〇~二五歳ごろに生えるので、昔は親と死別していることが多いところから、この名がある。第三大臼歯。知歯(ちし)。親知らず。 |
コメント:遡ります。
編集部:2010年7月27日付けで、古書人さんに、拓殖秀臣・谷田専治・永野為武『生物学辞典』 (1937)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、47年さかのぼることになります。
著書・作品名:歯科学 上編
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1890年9月
著者・作者:渡辺良斉著 平賀精次郎補
掲載ページなど:42丁
発行元:丸善商社書店ほか