さいなら
読者カード 用例 2018年07月30日 公開
用例: | 手をにぎッて、さいならごきげんよろしく、やがてあとからわたくしもかへりますとてわかれる。 |
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『呉淞日記』 1867年 岸田吟香 | |
語釈: | 〔感動〕別れる時の挨拶(あいさつ)のことば。さよなら。さようなら。 |
コメント:さかのぼります。1867年3月11日の日記。山口豊編「岸田吟香『呉淞日記』影印と翻刻」357頁46には「にぎツて」「かへります」とあります。
編集部:第2版では、夏目漱石『吾輩は猫である』(1905-06)からの例が早いのですが、さらに、39年さかのぼることになります。
著書・作品名:呉淞日記
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1867年
著者・作者:岸田吟香
掲載ページなど:69ページ(『現代日本思想体系12 ジャーナリズムの思想』鶴見俊輔編1965)
発行元:筑摩書房