ぜんそくタバコ【喘息煙草】
読者カード 用例 2018年08月16日 公開
用例: | 夜蓄音器のバンとゼンソク烟草を持つて不意に峯の所へ行つて見た。〈明治四十三年二月十八日〉 |
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『志賀直哉日記』 1910年 志賀直哉 | |
語釈: | 〔名〕(タバコはポルトガル tabaco)喘息の発作前に鎮静剤として吸う、巻きタバコ状にした薬品。 |
コメント:2018年4月5日に内田百閒で投稿しましたが、より早い用例がありましたので。明治43年2月18日の日記より。(明治43年=1910)
編集部:2018年4月5日付けで、内田百閒『東京焼盡』(1945)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、35年さかのぼることになります。
著書・作品名:志賀直哉日記
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1910年
著者・作者:志賀直哉
掲載ページなど:348ページ(『志賀直哉全集 第十巻』、1973)
発行元:岩波書店