日国友の会



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しょうさんエステル【硝酸ー】

読者カード 用例 2020年03月21日 公開

2018年06月09日 古書人さん投稿

用例:ドクトル、シッフDr. E. Schiff氏ハ硝基植物細胞素(植物細胞素ノ硝酸「エステル」)ノ「アセトン」溶液ニ少許ノ油ヲ加ヘタルモノヲ「フヰルモーゲン」ナル名ヲ以テ彼ノ可溶性及ヒ不溶性薬ヲ取用スル基質トシテ応用スル所ノ通常ノ古魯胃膜及ヒ「トラウマヽチン」ノ代用品トシテ推薦セリ
『学事彙報 ○「フヰルモーゲン」Filmogen(「薬学雑誌」(第180号)より)』 1897年3月26日
語釈:〔名〕(エステルはドイツEster)硝酸とアルコールによって得られる化合物。一般式RONO2 加熱したり衝撃を加えると爆発しやすいものが多く、火薬、爆薬の基剤とされる。硝酸エチル、硝酸繊維素など。

コメント:遡ります

編集部:2008年6月27日付けで、末広鉄男さんに、吉田彦六郎・足立震太郎『最新有機化学 上篇』(1914)の例をご紹介いただいていますが、さらに、17年さかのぼります。

著書・作品名:学事彙報 ○「フヰルモーゲン」Filmogen(「薬学雑誌」(第180号)より)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1897年3月26日

著者・作者:

掲載ページなど:251ページ

発行元:日本薬学会