日国友の会



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いっとうさんぱい【一刀三拝】

読者カード 項目 2018年09月10日 公開

2018年06月17日 ねじり草さん投稿

用例:日本の文壇というものは、一刀三拝式の心境小説的私小説の発達に数十年間の努力を集中して来た
『可能性の文学』 1946年 織田作之助
語釈:〔名〕「いっとうさんれい(一刀三礼)」に同じ。

コメント:項目がなかったので。75頁に『改造』1946年12月号とあります。

編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「一刀三礼」の意味は、「仏像を彫刻するとき、信仰の心をこめて、一刻みするたびに三度礼拝すること。転じて、仏像を彫刻する態度が敬虔(けいけん)であること」となっています。

著書・作品名:可能性の文学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1946年

著者・作者:織田作之助

掲載ページなど:64ページ〔高橋和巳編『戦後日本思想体系13 戦後文学の思想』、1969〕

発行元:筑摩書房