日国友の会



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ルサンチマン

読者カード 用例 2018年09月15日 公開

2018年06月23日 ねじり草さん投稿

用例:かれはルサンチマンによって支配され、ほろびへの道をあるいている今日の三十代をおもわせる。〈九月二十三日の日記〉
『日録』 1959年 花田清輝
語釈:〔名〕(フランス ressentiment )怨恨、遺恨、復讐感情。特に、ニーチェの用語で、弱者の強者に対する憎悪をみたそうとする復讐心が、内攻的に鬱積した心理をいう。キリスト教の道徳、社会主義運動などのなかにこの心理があるとされる。

コメント:2007年10月26日に投稿がありますが、さかのぼります。解題454頁に『日本読書新聞』1959年10月5日号とあります。

編集部:末広鉄男さんに、平岡正明『西郷隆盛における永久革命』(1973)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、14年さかのぼることになります。

著書・作品名:日録

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1959年

著者・作者:花田清輝

掲載ページなど:110ページ〔『花田清輝全集第八巻』、1978〕

発行元:講談社