エスケープ
読者カード 用例 2018年10月16日 公開
用例: | 教場の乾き切つた講義を避けてはエスケープの面白さを味はゝしめたのである。 |
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『ものゝ哀れ』 1911年 水上瀧太郎 | |
語釈: | 〔名〕(英 escape)《エスケイプ》(2)学校で授業中、学生が教室を抜け出したり、ある講義を休むことをいう、学生仲間の隠語。エス。 |
コメント:さかのぼります。後記2頁に明治44年11月号「三田文學」に「新次の身の上」の題名で発表とあります。
編集部:第2版では、吉屋信子『花物語』(1919)からの例が早いのですが、さらに、8年さかのぼることになります。
著書・作品名:ものゝ哀れ
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1911年
著者・作者:水上瀧太郎
掲載ページなど:53ページ〔『水上瀧太郎全集一巻』、1941〕
発行元:岩波書店