オリジナリティー
読者カード 用例 2018年11月05日 公開
用例: | 新刊小説の十分の八九までは文人の作を踏襲し若くは飜案したものでオリジナリチイといふものは殆ど無い。 |
---|---|
『楼上雑話』 1905年 内田魯庵 | |
語釈: | 〔名〕(英 originality)《オリヂナリチー》(考え方、行動の仕方などについて)世間なみでない独自の新しさ。また、独自の考え方や活動をしてゆく能力。独創性。 |
コメント:さかのぼります。317頁に明治35年3月~38年6月「学鐙」とあります。
編集部:第2版では、中村春雨『欧米印象記』(1910)からの例が早いのですが、さらに、5年さかのぼることになります。
著書・作品名:楼上雑話
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1905年
著者・作者:内田魯庵
掲載ページなど:299-300ページ〔坪内祐三・鹿島茂編『明治の文学 第11巻 内田魯庵』、2001〕
発行元:筑摩書房