日国友の会



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ドリアン

読者カード 用例 2018年11月05日 公開

2018年09月22日 ねじり草さん投稿

用例:ドリヤンは暹羅人等の尤も美味なりとする処
『暹羅の古都』 1900年 国木田独歩
語釈:〔名〕(英 durian)《ドリヤン》パンヤ科の常緑高木。マライ半島・東インド諸島原産。高さ二〇〜三〇メートルに達する。葉は長楕円形で光沢があり、革質。花は黄白色の五弁花で数個集まって咲く。果実は長さ二〇〜三〇センチメートル、重さ二キログラムくらいの長楕円状球形で、堅いとげ状の突起を密生し淡黄色または黄緑灰色に熟す。果実は五室に分かれ、各室に大きな種子が三〜五個入っている。果肉は黄乳色のクリーム状で強い香りがあり、美味で、果実として珍重され生食される。種子は料理に用いる。果物の王といわれる。学名はDurio zibethinus

コメント:さかのぼります。629頁に「中學世界」3巻13号33年10月5日とあります。

編集部:第2版では、寺田寅彦『旅日記から』(1920-21)からの例が早いのですが、さらに、21年ほどさかのぼることになります。

著書・作品名:暹羅の古都

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1900年

著者・作者:国木田独歩

掲載ページなど:374-375ページ〔『定本國木田獨步全集 第一巻』増補版、1978〕

発行元:学習研究社