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じゅうごねんせんそう【十五年戦争】

読者カード 用例 2018年11月07日 公開

2018年09月23日 ねじり草さん投稿

用例:「十五年戦争」という呼び名を自分で考えたのは、シグムント・ノイマン<略>が三十年戦争という言葉を二つの世界大戦の合間の期間をさすために使っているのに示唆を受けたからである。
『戦時期日本の精神史』 1982年 鶴見俊輔
語釈:昭和6年(1931)から昭和20年(1945)まで足かけ15年間にわたる日本の対外戦争の称。満州事変・日中戦争・太平洋戦争は、相互に密接、不可分な、ひとつづきの戦争であるという認識から生まれ呼称。 〈『デジタル大辞泉』より〉

コメント:2018年3月4日に投稿しましたが、鶴見俊輔さんの造語と判明しました。初めて使用したのは『中央公論』1956年1月号(投稿済)とあります。

編集部:鶴見俊輔『知識人の戦争責任』(1956)からの例をすでにご紹介いただいていますね。その時に使われた「十五年戦争」という言葉が自身の造語であることを裏付ける例と言うことになりますね。

著書・作品名:戦時期日本の精神史

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1982年

著者・作者:鶴見俊輔

掲載ページなど:240ページ

発行元:岩波書店