ナンセンス
読者カード 用例 2018年11月07日 公開
用例: | 明治の作者をものんきなりといふは当らざるの甚しきものなり、ノンセンスのノにて読むこと/″\に驚きの苦痛とかはる阿鼻叫喚など此の作者にも似ぬ無意味の語を多く列ねられしによるといふも〈方角早見五十音〉 |
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『あられ酒』 1897年 斎藤緑雨 | |
語釈: | (英 nonsense)《ノンセンス》【一】〔名〕(形動)(1)意味をなさない事柄。意味を持たない事柄。また、そのさま。無意味。 |
コメント:さかのぼります。96頁に明治30年9月とあります。
編集部:第2版では、徳富蘆花『思出の記』(1900-01)からの例が早いのですが、さらに、4年ほどさかのぼることになります。
著書・作品名:あられ酒
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1897年
著者・作者:斎藤緑雨
掲載ページなど:89ページ
発行元:岩波書店