日国友の会



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キナえん【—塩】

読者カード 用例 2018年11月07日 公開

2018年09月24日 ねじり草さん投稿

用例:今朝は七度二分、午後三時には七度八分、これでは八度になると思つたからキナエンを一服のんだ。〈明治四十四年四月二十三日〉
『明治四十四年当用日記』 1911年 石川啄木
語釈:〔名〕塩酸キニーネ、硫酸キニーネ等、キニーネを酸と化合させて製した白色針状の結晶体。解熱剤として用いる。

コメント:さかのぼります。

編集部:第2版では、勝屋英造『外来語辞典』(1914)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、3年さかのぼることになります。

著書・作品名:明治四十四年当用日記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1911年

著者・作者:石川啄木

掲載ページなど:361ページ〔坪内祐三・松山巖編『明治の文学 第19巻 石川啄木』、2002〕

発行元:筑摩書房