せみやどりが【蝉寄生蛾】
読者カード 用例 2018年11月13日 公開
用例: | セミヤドリガの幼虫も相当のスピードで成長するらしい。 |
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『どくとるマンボウ昆虫記』 1961年 北杜夫 | |
語釈: | 〔名〕セミヤドリガ科のガ。はねの開張一五〜一八ミリメートル内外の小形なガで、前ばねは黒く、雲母状の斑があり、後ばねと裏面は暗褐色。幼虫はヒグラシ・アブラゼミなどの腹に外部寄生し体液を吸う。成長すると白色の蝋分泌物でおおわれ白く見える。老熟すると寄主を離れ、草の根際や落葉の中に白い繭(まゆ)をつくり蛹(さなぎ)となる。採集されるのは雌ばかりで単為生殖の疑いがある。本州以南に分布する。学名はEpipomponia nawai |
コメント:用例がなかったので。
編集部:第2版では、用例が入りませんでした。
著書・作品名:どくとるマンボウ昆虫記
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1961年
著者・作者:北杜夫
掲載ページなど:87ページ〔北杜夫『どくとるマンボウ昆虫記・どくとるマンボウ小辞典』中央公論社、1977〕
発行元:新潮社