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ふぐどく【河豚毒】

読者カード 用例 2018年10月11日 公開

2018年09月28日 天逆大童さん投稿

用例:「コロトン油」ト云フ物即巴豆ノ油ニテ薩摩ヨリ出ツ峻下劑ニテ走馬湯ヨリモ神効アリ宜シク試用スヘシ河豚毒ヲ解スルノ方世ニ傳フルモノ極テ多シ今此ニ數方ヲ擧テ廣ク救急ニ備フ
『續瘍科秘録 卷之五』 1859(安政六年己未)年 本間棗軒(口授)、川又誠ほか(記)
語釈:〔名〕フグに含まれる毒成分。白色柱状結晶で河豚の卵巣から抽出、精製される。主成分の化学式はC11H17O8N3 麻痺(まひ)性の猛毒。鎮痛剤ほか医薬として使うこともできる。化学名テトロドトキシン。

コメント:遡ります。

編集部:2013年5月21日付けで、尽波満洲男さんに、『中外医事新報 344号』(1894)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、35年さかのぼることになります。

著書・作品名:續瘍科秘録 卷之五

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1859(安政六年己未)年

著者・作者:本間棗軒(口授)、川又誠ほか(記)

掲載ページなど:35丁表8行目-裏2行目 〔早稲田大学図書館古典籍総合データベース〕

発行元:和泉屋金右衛門