日国友の会



現在「会員登録」「お問い合わせ」は休止しております。ご不便をおかけしますがご了承ください。(2024年3月28日)

インフルエンザ

読者カード 用例 2018年11月13日 公開

2018年09月28日 ねじり草さん投稿

用例:余がインフリユーエンザの為め生理と文集の試験をなし能はざりしを而して〈明治二十三年七月二十三日〉
『大久保湖邦宛国木田独歩書簡』 1890年 国木田独歩
語釈:({英}influenza 元来はイタリア語で「影響」の意)《インフリュエンザ》伝染性の強い熱病。感冒の一種。ウイルスによって多く冬期に起こり、A・A1・A2 ・B・Cの五型がある。一九一八〜二三年にかけてのスペインかぜや一九五七年のアジアかぜなど、世界的な大流行をみることがある。呼吸器道粘膜にカタル性炎症を生じ、高熱を発し、筋肉痛、全身倦怠などを伴い、急性肺炎を起こしやすい。流行性感冒。流感。

コメント:さかのぼります。明治23年(1890)7月23日書簡。

編集部:第2版では、尾崎紅葉『二人女房』(1891-92)からの例が早いのですが、さらに、2年ほどさかのぼることになります。

著書・作品名:大久保湖邦宛国木田独歩書簡

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1890年

著者・作者:国木田独歩

掲載ページなど:231ページ〔『定本國木田獨步全集 第五巻』増補版、1978〕

発行元:学習研究社