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けいしきしゃかいがく【形式社会学】

読者カード 用例 2018年11月27日 公開

2018年10月08日 ねじり草さん投稿

用例:社会の歴史性を合理的に排斥することによって、却って合理的な一種の社会学を造り出すことである。後の方の手続き選んだものが、就中、かの形式社会学であった。
『イデオロギー概論』 1932年 戸坂潤
語釈:〔名〕(ドイツ formale Soziologie の訳語)ドイツのジンメルが唱え、おもにドイツで発展した社会学の一つ。社会的なものを、政治・経済・宗教などの内容と、支配と服従、闘争と競争、模倣と分業などの結合形式とに分け、後者に見られる人々の心的相互作用を研究の対象とする社会学。

コメント:用例がなかったので。

編集部:第2版では、河合栄治郎編『学生と読書』(1938)からの例が早いのですが、さらに、6年さかのぼることになります。

著書・作品名:イデオロギー概論

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1932年

著者・作者:戸坂潤

掲載ページなど:173ページ〔『戸坂潤全集 第二巻』、1966〕

発行元:勁草書房