日国友の会



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ヘリオトロープ

読者カード 用例 2018年12月09日 公開

2018年10月16日 ねじり草さん投稿

用例:ヘリオトロオプ一枝を乞ひ帰る。〈明治三十五年五月十一日〉
『日記』 1902年 尾崎紅葉
語釈:〔名〕(英 heliotrope)《ヘリオトロップ・ヘリオトローブ》(1)ムラサキ科の低木。ペルー原産で、観賞用に温室で栽培される。全体に剛毛が生えてざらつく。葉は互生で、短い柄があり、楕円形で先端はとがる。四季を通じ、枝の先端に径三ミリメートルぐらいの黄紫色の佳香の強い小花を密生する。花の芳香成分は香水の原料とされる。きだちるりそう。学名は Heliotropium arborescens 《季・春》

コメント:さかのぼります。

編集部:第2版では、北原白秋『邪宗門』(1909)からの例が早いのですが、さらに、7年さかのぼることになります。

著書・作品名:日記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1902年

著者・作者:尾崎紅葉

掲載ページなど:286ページ〔『紅葉全集 第十一巻』、1995〕

発行元:岩波書店