マカロン
読者カード 用例 2018年11月13日 公開
用例: | ノラの食べる菓子を予はマクロンと書いた。それを飴玉と書けと教へて貰った。〈飴玉とマクロン〉 |
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『翻訳について』 1912年1月1日 森鴎外 | |
語釈: | 〔名〕(フランス macaron)《マコロン》砂糖、卵白、アーモンド粉末で作った、丸くて小さいクッキー。 |
コメント:2版の例よりも古い。書誌にによれば、底本は『於母影 冬の王 森鴎外全集12』(ちくま文庫)。初出は『帝国文学』1912(明治45)年1月1日。
編集部:第2版では、古川緑波『ロッパ食談』(1955)からの例が添えられていますが、43年さかのぼることになります。ちなみに、引用を続けますと「Almondを入れたMacronは大きいブリキの罐に入れたのが沢山舶来してゐて、青木堂からいつでも買はれる」とあります。異形として「マクロン」も入れた方がよさそうです。
著書・作品名:翻訳について
媒体形式:その他
刊行年(月日):1912年1月1日
著者・作者:森鴎外
掲載ページなど:Kindle版『森鴎外翻訳小説集成』
発行元:古典教養文庫