ゆうひょう【有標】
読者カード 項目 2018年12月03日 公開
用例: | 『船徳』の「なんだい、カニみてえな舟だな」が有標比喩、『野ざらし』の「ああ、いいタイがきたねェ」が無標比喩、『垂乳根』で八五郎が「輿入れ」を「腰入れ」と勘違いするのは異分析、『山崎屋』のおいらん女房のざます言葉は位相と混用--とやられると、首をひねりたくなるのだ。 |
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『毎日新聞(東京朝刊)』 1996年6月11日年 | |
語釈: | (1) 言語学用語の一。ある文法的機能が標識(マーカー)を伴い示されていること。有徴。↔無標。 |
コメント:近頃、言語学用語の枠を超えつつあると感じているため。
編集部:第2版では、立項されませんでした。野村雅昭『落語のレトリック』の書評の一部なので、単行本からの例として本書にあたれば引ける可能性がありますね。日外アソシエーツの雑誌記事の目録を見ると、90年代の初め頃から見られるようです。
著書・作品名:毎日新聞(東京朝刊)
媒体形式:新聞・広報・官報
刊行年(月日):1996年6月11日年
著者・作者:
掲載ページなど:13ページ(読書欄・書評)
発行元:毎日新聞社