おきのどく【御気毒】
読者カード 用例 2019年02月10日 公開
用例: | 君の詩を読んで面白いと云ふものが一人もなくっちゃ、君の新体詩も御気の毒だが君より外に読み手はなくなる訳だらう |
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『吾輩は猫である』 1905-06年 夏目漱石 | |
語釈: | 〔形動〕(「お」は接頭語)(1)他人の身の上、様子などがかわいそうなのを同情する気持。また、そのさま。 |
コメント:2版に例ナシ。
編集部:2004年10月5日付けで、ぽんちさんに、長谷川如是閑『搦手から』(1915)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、10年さかのぼることになります。
著書・作品名:吾輩は猫である
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1905-06年
著者・作者:夏目漱石
掲載ページなど:521ページ、7行目〔『漱石全集 第一巻』、1965〕
発行元:岩波書店