日国友の会



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ぽきぽき

読者カード 用例 2019年05月05日 公開

2019年02月23日 ねじり草さん投稿

用例:お庄は浴衣に着換へながら、ぽき/\した顔をして、紅入メリンスの帯を締めてゐた。
『足迹』 1910年 徳田秋声
語釈:〔副〕(多く「と」を伴って用いる)(2)ことばを短く区切って発音するさま、話し方や身のこなしがなめらかでないさまなどを表わす語。

コメント:さかのぼります。355頁に明治43年7月30日~11月18日「読売新聞」とあります。

編集部:第2版では、矢田挿雲『江戸から東京へ』(1921)からの例が早いのですが、さらに、11年さかのぼることになります。

著書・作品名:足迹

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1910年

著者・作者:徳田秋声

掲載ページなど:234ページ〔坪内祐三・荒川洋治編『明治の文学 第9巻 徳田秋声』、2002〕

発行元:筑摩書房