エクスタシー
読者カード 用例 2019年05月09日 公開
用例: | 『奥さん!』急にエクスタシイに陥つたといふやうに、いきなり細君の手を執つて、堅く握りしめて |
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『縁』 1910年 田山花袋 | |
語釈: | 〔名〕(英 ecstasy)感情・官能が高まってわれを忘れ、うっとりとした状態になること。忘我の境。有頂天。恍惚(こうこつ)。 |
コメント:さかのぼります。416頁に明治43年3月29日~8月8日「毎日電報」とあります。
編集部:第2版では、徳富蘆花『謀反論』(1911)からの例が早いのですが、さらに、1年さかのぼることになります。
著書・作品名:縁
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1910年
著者・作者:田山花袋
掲載ページなど:294ページ〔坪内祐三・小谷野敦編『明治の文学 第23巻 田山花袋』、2001〕
発行元:筑摩書房